ところで年金は何時から、いくら貰えるの?

 
60歳になったらリタイアして、年金で悠々自適に暮らす・・・・・・というのが現実的に厳しいということは、あなたも感じていることだと思います。
 
年金のことで気になるのは、やはり、
 
 ・年金はいつから貰えるのだろうか
 ・貰える金額はいくらになるのか
 
ではないでしょうか。
 
できれば、リタイアと同時に年金を貰いたいものですよね。金額も、悠々自適・・・ではなくとも、せめて現状の生活を維持していける程度は欲しいところです。
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現実は厳しい年金の実態

「高望みはしない。せめて現状の生活を維持できれば・・・」
 
と思っても、現実はさらに厳しい。
 
今、年金の給付開始年齢が上に引き上げられています。年金を60歳から受給できたのは過去のこと。現在は60歳から65歳までの5年間、年金が完全支給されることはありません。
 
今後は、年金が支給されない期間がもっと長くなる可能性も大いにあります。少なくとも、支給されない期間が短くなることはない、と断言しても間違いありません。
 
では実際のところ、いつから、いくら貰えるのか? この目処が付かないと、リタイア後の生活設計ができませんね。 

ねんきん定期便を必ず確認する

将来の年金支給について知るために活用したいのが、「ねんきん定期便」です。
 
「ねんきん定期便」は、毎年誕生月に郵送されてきます。あなたの手元にも届いているはずです。
 
きちんと保管していますか。もし見当たらないという場合は、次回の誕生月に送られてくるものを、きちんと確認して保管しておいてくださいませ。
 
ちなみに、35歳、45歳、59歳の人には、封筒で詳しい情報が送られてきます。その他の年齢のときは、ハガキで簡易な情報が送られてきます。
 
お手元のねんきん定期便をご覧ください。まず確認して頂きたいのは、これまでの「年金加入期間」の欄です。加入期間に間違いがないか、必ずチェックします。
 
封筒で送られてきた詳細には、標準報酬月額と標準賞与額(ボーナス)の情報も記載されていますので、間違いがないかも確認してください。
 
標準報酬月額と標準賞与額については、過去のことで記憶があやふやな部分もあるかもしれません。ですが、会社負担の保険料を安く抑えるため、勤め先の企業が少なめに届け出ているケースもありました。

消された年金記録。あなたは大丈夫?

あり得ないことですが、企業から保険料を受け付けた旧・社会保険事務局も、保険料納付率を高めるために、改ざんを見過ごしてきた、とも言われています。
 
いわゆる「消された年金記録」です。
 
140万件以上もの「消された年金記録」があると言われています。不自然に低い金額や空白期間などがあった場合には、当時の給与明細や銀行通帳と照合することをお勧めします。
 
少し面倒に感じるかも知れません。また、疑って係るのは失礼だと思われるかもしれません。ですが、給与が少なく見なされていると、将来に受け取れる年金額が減ってしまいます。
 
50歳以上の方の「ねんきん定期便」には、今の給与水準が60歳まで続くと仮定した場合の、「老齢年金の見込み額」が記載されています。見込みなので誤差は生じますが、将来の年金支給額の目処を付けることは出来ます。

ネットで年金を確認できる「ねんきんネット」

「ねんきんネット」に登録すると、将来の年金見込額や、これまの年金記録などを確認できます。利用登録をしたあとユーザIDが郵送で送られてきます。
 
今、「ねんきんネット」に登録すれば、おおよそ一週間後には利用できるはずです。ぜひ活用してみてくださいませ。
 

まとめ

年金の完全支給開始は65歳から。将来もらえる年金額は、毎年送られてくる「ねんきん定期便」で確認できます。

ネットから年金の状況を知ることができる「ねんきんネット」というサービスもあります。

将来もらえる年金額をしっかり知ることは、老後の生活設計に欠かせません。

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