公的年金に頼らない。老後に備えて「じぶん年金」を作る方法

公的年金だけで老後を暮らしていくのは厳しい、と感じていませんか。
 
仮に、40年間しっかりと年金を納めたとしても、国民年金の給付は年間77万9300円、月額にすると約6万5000円のに留まります。
 
ですから、公的年金の不足分を補うために、個人で年金を作っていくことが必要な時代になっています。このように、個人で作る年金のことを「じぶん年金」と言います。 
スポンサーリンク
レスポンシブ

じぶん年金を作ろう

あなたが定年を迎えるまで、今の年齢が50歳なら10年〜15年、55歳なら5年〜10年もの時間があります。この5年から20年の時間を使って、自分だけのオリジナル年金を用意するのです。
 
少し期間が短いように感じるかも知れません。でもコツコツ取り組めば、意外とお金は増えるものです。
 
もし手元に100万円の資金があったとしましょう。年3%で複利運用すると、10年で約134間年になります。500万円を20年間運用すれば、約903万円にもなります。
 
もしあなたが、
 
「確実にお金を貯めて行きたい」
 
と思うのでしたら、今からさっそく、財形貯蓄や自動定期預金による積立を始めましょう。 

財形貯蓄のメリット

会社に財形貯蓄の制度があり、現在の年齢が55歳未満でしたら、財形年金貯蓄が利用できます。財形住宅貯蓄と合わせて550万円までが非課税という税制面でとても有利に積み立て貯金が出来ます。
 
注意したいのが、もし年金以外の用途で使用した場合に課税扱いとなってしまうことです。でも逆に考えれば、
 
「これは年金として使うのだから、絶対に手をつけない!」
 
という意思を高めることにつなります。
 
もし会社に財形貯蓄の制度がないときは、利率は下がるものの、銀行の自動積立預金を活用すると、財形貯蓄のように、強制的に貯蓄することができます。 
 
強制的に貯蓄することができる
 
これこそが、財形貯蓄や自動積立貯金の最大のメリットだと言えます。

財形貯蓄では資産を増やせない?

と、ここまで読んで頂いたのに恐縮ですが、正直に言いますと、現在の低金利状態では、財形貯蓄や自動積立貯金では、とても年利3%での運用は無理です。
 
ある大手銀行の財形貯蓄の年利は、わずか0.010%です。(2017年8月時点)
 
財形貯蓄に100万円を運用したとしても、一年後に増えるお金は、わずか100円・・・。頑張って1000万円を運用しても、1,000円です。
 
いくら財形貯蓄が税制面で有利だといっても、この低金利では資産を増やすことが出来ません。ですから、財形貯蓄では、老後のお金の心配は払拭することが難しい、と言わざるを得ません。

投資信託で安定的に資産構築を図る

そこで、安定的に、でももう少しアクティブにお金を増やすための方法として、投資信託の利用を検討してみてください。
 
投資信託は、たくさんの人から集めたお金を、プロが運用する金融商品です。運用対象は、
 
・株式で運用するもの
・債券で運用するもの
・株式と債券を混ぜて運用するもの
 
などがあり、さらに運用方法も、
 
・日本国内にフォーカスして運用する
・海外にフォーカスして運用する
・成長企業にフォーカスして運用する
 
など、様々な商品が用意されています。自分であれこれと個別の金融商品を選んで買わなくても、投資信託の一つを買うことで、間接的に分散投資することになりますので、リスクも自動的に分散されます。
 
年利3%程度の利回りが出ている投資信託の商品も、珍しくはありません。月に数千円程度から積み立てていくことができます。
 
例えば、日本郵便などが出資している資産運用会社のセゾン投信には、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドという世界の証券と債券に分散投資をする商品があります。
 
この商品の直近3年間の損益は+18.02%、サービスを開始した2007年5月からですと、なんと+46.41%もの利益がでています。
 
毎月5,000円から投資を始めることもできます。まずは少額から投資信託を始めてみて、投資体験をしてみるのも、良いのではないでしょうか。
 
もちろん投資で「絶対に儲かる」ということはありませんが、検討をしてみる余地はあると思います。セゾン投信の詳細については、以下のサイトにまとめています。ご参考まで。
投資信託|セゾン投信
 
投資信託を購入するときに一つ注意して欲しいことは、手数料です。同じような投資信託の商品であっても、手数料には幅があります。購入前によく比較検討をすることが大切です。
 
そこで、セゾン投信と併せてお勧めしたい投資信託会社としては、三井住友アセットマネジメントです。販売手数料や口座管理料が無料というのが大きな魅力。
 
しかも1,000円から投資を始めることができますから、本格的な投資を始める前の練習としても利用できますね。

FXはローリスクで運用することができる

投資信託以外にも、株式やFXなど様々な金融商品がありますが、少しリスクが高くなってきます。ですが上手に運用することで、投資信託以上の利回りも期待することができます。
 
多少のリスクをとっても大きく増やしたいという思いがあれば.資金の一部を使ってチャレンジするのも良いでしょう。
 
「FXは投資では無く、ただのギャンブルだ」
 
そのように思っているかもしれません。確かに、ギャンブルのようにFX投資をする方がいらっしゃるのも事実ですが、その一方で、ローリスク・ミドルリターンの、高い利回りで運用することも可能です。
 
これは、FXの投資方法を知っているか、知らないかの違いでしかありません。この機会に、FXで安定的な利益を上げるための方法について、学んでみるのもよいのではないでしょうか。
 
FXを始めるにあたっては、以下のWebサイトが参考になりそうです。ご参考まで。
FXとは、日本語でいうと「外国為替拠金取引」と訳されます。ここでポイントになるのが「為替」です。為替はもともと、現金をやりとりしなくてもお金を決済できる仕組みのことです。では、少し時間を巻き戻して、江戸時代へ。当時の消費の中心である江戸と、商業の中心である大阪(大坂)の間には、多数のモノとお金が行き来していました。しか...

保険に入るのも一つの方法

投資信託や株、FXなど高い利回りのチャンスがあることは分かるけれど、
 
「どうしても自分で運用するには抵抗がある・・・」
 
という場合には、民間の個人年金保険に入るという方法もあります。
 
月々1万円程度から積み立て可能で、受取期間、年金開始年齢などを自由に選択できます。保険ですから死亡保障も付いていますので、自分にもしものことがあった場合にも安心です。

まとめ

50代にもなってきますと、リタイヤまで残された時間はそう長くないと感じるかもしれません。けれども、10年あれば、意外と資産を増やすチャンスは多いものです。
 
あなたの年齢が何歳であったとしても、今からでも決して遅くはありません。ただ、複利の力を有効活用するのなら、早く取り組むことに超したことはありません。
 
できるだけ早く、あなたのライフスタイルや目的に合わせた「じぶん年金」の準備を始めていきたいねすね。
 
スポンサーリンク
レスポンシブ
レスポンシブ

シェアする

フォローする