老後の生活に必要なお金はいくら必要? 今から間に合う?

 
これから訪れる老後の生活に、漠然とした不安を感じていませんか。
 
・リタイアした後、お金はいくら要なのだろうか
・年金と退職金だけで、老後の生活はしていけるのだろうか
・寿命が延びているけれど、長生きしてお金が足りるだろうか
 
ご存じのとおり、日本は世界でトップクラスの長寿大国。厚生労働省の発表によると、2016年の男性平均寿命は80.98歳、女性の平均寿命は87.14歳です。
 
寿命が延びて長生きできることはよいけれど、20年、30年という長い老後の生活が待っているかと思うと、やっぱりお金について不安を感じてしまいますよね。 
 
では、老後の生活には、実際にどれくらいのお金がかかるのでしょうか。整理してみましたので、参考にしてみてください。
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高齢者世帯の支出平均は27万円。支出平均は?

まずは、現在の高齢無職世帯の1ヶ月の収入と支出の平均を見てみましょう。
 
ある調査によると、夫婦世帯の月額の平均支出は約27万円、平均収入は約22万円でした。シングル世帯では、平均支出が16万円、平均収入が約12万円です。
 
さて、あなたは気が付いたでしょうか。
 
そうです、支出が収入を上回っていますよね。つまり毎月4万円から5万円の赤字で生活をしている、というのが現状なのです。
 
残念ながら、公的年金だけでリタイア生活を維持するのは厳しい、と言わざるを得ません。
 
どうして赤字生活になってしまったのでしょうか。リタイヤした方からよく聞くのが、
 
「税金や社会保険料の負担が思っていた以上に大きい」
 
という声です。 

忘れてるべからず。社会保険料のこと

特に会社員だった方は、税金や社会保険の納入は会社が代行していたため、どうしても意識が低くなってしまっていたようです。
 
税金や社会保険料など、これまで給料から天引きされていた分まで、きちんと考えておかないと、どんどん老後の生活の予定が狂ってしまいます。
 
そもそも、あなたがリタイヤする頃、公的年金は現在と同じ水準で受け取れるでしょうか? 果たして退職金は、期待している通りの金額を受け取れるでしょうか?
 
終身雇用制度が崩壊に向かい、少子高齢化とともに公的年金制度も揺らいでいます。有名な大企業も倒産したり買収されたりしています。
 
あなたの老後に貰えるお金は、残念ながら現在想定しているよりも減っている可能性の方が高いでしょう。
 
「収入が少なくても、老後は節約しながらのんびり暮らせればいい」
 
と考えているかもしれません。でも、いったん体に染み付いた生活習慣は、そう簡単に変えることができないものです。

老後資金の目安は年収の7割

一般的に老後に必要となるお金は、退職直前の年収の70パーセント程度だと言われています。
 
あなたが、月に40万円で生活していたとしましょう。リタイアしたら月に28万円が必要になる、ということです。
 
具体的な例を挙げてご説明いたします。
 
月に40万円の生活をしていたのに、リタイアしたとたん、月28万円で暮らせますか。そもそも、リタイア後に、月28万円もの収入が見込めていますか。
 
これが現実です。現実をみて、どう感じたでしょうか?
 
リタイアするまで時間がない、と焦りを感じたかもしれませんね。でも、現状に気付いたことこそ、大きな価値があります。今から準備を進めていきましょう。今からでもできる準備は、たくさんありますから!

まとめ

老後は、リタイア前の年収の70パーセント程度のお金が必要になります。それも、生活習慣を変えることが求められます。
 
現在の社会情勢からして、年金と退職金だけでは、老後の生活をしていくことは、厳しい状況になっていることは、事実です。
 
税金や社会保険料など、老後の支出をしっかりと考えて生活設計をしないと、長生きしてお金が足りない、ということになりかねません。
 
でも、老後の現状について気付いたことは、大きなチャンスとも言えます。今からでも出来ることはたくさんあります。少しずつ準備をしていけば、ゆとりあるリタイア後の生活が待っています。
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