介護にかかるお金はどれくらい? 備えておくべきことは?

今は元気で暮らしている家族も、いずれ介護が必要になるかもしれません。特に親の介護をすることになった場合、お金の問題については、今のうちからはっきりさせておくことをオススメします。

なぜなら、介護が長期化すると、お金の面だけでなく、精神的にも負担が重くなってくるからです。精神的に負担がかかってくると、家族の間での不平不満が爆発して、問題がややこしくなりがちです。

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先が見えない介護を続けるために・・・

あなたは、自分でどこまで負担できるのか、兄弟との分担をどうするのか、親にはどれくらいの備えがあるのか、などについて把握できていますか。

いまは、

「親の面倒は自分が見るのが当たり前」

と思っているかも知れません。でも、介護は1年間かもしれないし、10年以上続くかも知れません。先が見えないのが介護の課題です。

楽観的に「大丈夫だろう」ではなく、きちんと無理のない計画を立てていないと、いずれ共倒れになってしまいかねません。

親のことをどれくらい知っていますか。

ところで、あなたは、親のことを知っていますか。例えば、親の貯蓄はいくらあるか正確に知っていますか? 親しい友人は? 通っている病院や薬は?

親子だからといって、以外に知らないことが多いのではないでしょうか。

穏やかな介護生活を贈るためには、まず親の財政状況を確認しておきましょう。ですが、これが難しい。

理解のある方であれば、「自分の将来のことだから・・・」と、あなたと一緒に色々と考えてくれるでしょう。

でも、大抵は「いざ介護が必要になったときに考えよう・・・」「介護の必要は無いから・・・」「また後で・・・」と、話し合いにならないことでしょう。

介護の話をしにくいときは

それに、まだ親が元気なときから、介護について、しかもお金の話をするのは、少し気が引ける話ですよね。

「もし体調崩して介護が必要になったりしたら、心配だ。何か備えている?」

という感じで、柔らかく聞いてみたらどうでしょう?

この時に、友人関係、通っている病院や薬など、幅広く話し合っておくことをオススメします。

同居しているならいざ知らず、離れて暮らしている場合には、親の日常生活についてよく知らないことはたくさんあるものです。

お金のことが聞きにくいなら、まずは友人関係や通っている病院の話をしながら、さらりと財政面についても聞くようにすれば自然に話せると思います。

老老介護に備える

超高齢化社会の現代では、自分も親も高齢者として「老後」を送ることになるのは、決して珍しいことではありません。

高齢者が高齢者の介護を行う、いわゆる「老老介護」は、体力的にも金銭的にも、大きな壁となって立ちはだかります。

「今は自分も親も元気だから・・・」

と、老老介護について考えることを先送りにしたい気持ちは分かります。でも、いざ病気や入院をしたり、要介護となったとしたら、とても忙しくなります。

公的介護保険などの様々な手続、介護のために自宅をリフォーム、介護施設探し、などなど・・・・・・とても忙しくなり、ゆっくり話し合うことはできない、と思った方が良いです。

また介護の希望は、事前に確認しておきましょう。自宅で過ごしたいのか、施設に入っても良いのか、本人の意思の確認をしておくこと、いざというときドタバタせず安心です。

まとめ

今は元気で暮らしていても、いずれ介護が必要になる可能性があります。元気なときから介護のことや、お金のことについて話し合うのは気が引けるかもしれません。
でも、いざ介護が必要になると、思いのほか忙しくて、ゆっくり話し合うことが難しくなります。

いま重い腰を上げて、今後のことを話し合っておくことをオススメします。

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