これまで一生懸命に仕事をしてきた。子供を育て上げて大学まで卒業させた。だから老後は、ゆっくりと旅行をしたり、孫と一緒に遊びたい・・・と思いませんか。
老後を迎えるときまでに、夫婦で2,500万円の貯蓄が目標と言われています。これだけでも十分、高い目標金額に感じるかもしれませんね。
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目次
実際のところ夫婦で2,500万円では足りない?
でもこの金額・・・最低限の生活をするために必要な金額だと思ってください。残念ながら、夫婦で2,500万円の貯蓄ですと、ゆとりある老後の生活を謳歌できる・・・という金額ではありません。
では、ゆとりある老後の生活を楽しむには、いくら必要になるのでしょうか?老後の生活に対する思いは人それぞれです。
- 老後に旅行や趣味を楽しむために、現役時代は我慢をして必死になって働きたい
- 現役時代から十分に遊んだから、老後はのんびりと暮らしたい
- 老後は海外に移住したい
老後をどのように暮らしたいという想いを持っているかによって、必要となる資金も異なります。
ゆとりある生活には月35万円が必要
ちなみに、生命保険文化センターが行った調査によるとゆとりある老後に必要だと考えるお金の平均金額は、毎月約35万円。お金の使い道で多いのが、旅行や趣味に使うということです。また、子供や孫への資金援助を考えている方も多いようです。
「ゆとりある生活」といっても、日々豪遊する、という夢のような話ではありません。一昔前までは、ごく当たり前に行われてきたことです。
そんな、ごく当たり前と思っていたことすらも、2,500万円の貯蓄では叶わない状況にある、ということです。
・年に一度は旅行に行く
・趣味で何か習い事をする
・孫にお小遣いをあげる
あなたも、老後にこれくらいはやっていきたいと思いませんか? そのためには、月35万円くらいは必要なのです。
「この金額を貯めるのは厳しい!」
と感じていたとしても、また諦めることはありません。リタイアするまで、10年、15年あれば、十分に準備することが可能です。
いま貯蓄が少ないのであれば、
・無駄な支出を抑えて貯蓄に回す
・貯めるだけでなく積極的に運用する
ことをしていきましょう。
解決策は積極的にお金の運用すること
いくら無駄な出費を抑えても、貯蓄に回せる金額には限りがあります。それに、老後に備えるためとはいえ、今現在の生活も大切です。あまり無理してお金を貯蓄に回していたのでは生活が辛くなってしまいます。
ゆとりある老後生活を送るためには、積極的に「お金を運用する」していくことを検討してみてください。
例えば、500万円の貯蓄を年利3%で複利運用すれば、10年後には約672万円になります。
かつて日本でも、銀行にお金を預けるだけで10%の金利がついた時代もありましたが、現在では1%以下。銀行預金では年利3%で複利運用は現実的ではありません。
年利3%は決して無理な数字ではない
ですが、金融商品によっては年利3%というのは、決して無理な数字ではありません。もちろん、大切な老後資金ですから、リスクを大きく取り過ぎることは控えましょう。
例えば、日本郵便やクレディセゾンが出資しているセゾン投信 の、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド という商品は、直近3年間の損益は+18.02%です。サービス開始の2007年5月からなら、+46.41%もの利益を生んでいます。
セゾン投信は、毎月5,000円という少額から投資を始めることができるもの、魅力のひとつですね。
また、毎月1,000円という少額から投資を始めることができるのが、三井住友アセットマネジメント。販売手数料や口座管理料も無料です。
このように、毎月1,000円や5,000円といった少額から無理なく投資を始めて、投資に慣れてきてからまとまったお金を投資するのも、よい方法だと思います。
そして老後を迎えた後も、無理の内範囲で運用を続けていきましょう。老後に資産が急速に減り続けることを防止して、逆に余裕を生むことも可能になります。
今から運用を始めることが大切
あなたが、
「退職金を受け取ってから資産運用を始めよう」
そう思っているとしたら、少し注意が必要です。
なぜなら、初めて多額の資産を運用をすると、運用経験の少なさから、運用に失敗してしまう可能性が高いです。今のうちから少額で資産運用を初めることで、運用経験を積むことができるのも、大きなメリットです。
資産を増やすため、また、将来受け取る退職金を運用するための練習として、今から貯蓄のスピードアップという意味でも、トレーニングという意味でも、今からお金の運用を始めることが重要です。
まとめ
老後の生活を迎えるにあたって、少なくとも2,500万円の資産は最低でも確保したいところ。できれば年金と貯蓄の取り崩して、月35万円くらいを準備できればベストです。
そのためには、早めに資産運用を始めることです。
いま、将来の生活にかかるお金について心配があるかもしれませんが、でも、ただ老後のお金を心配するだけでなく、まずは今できることの行動を起こすことが大切だと思います。
ゆとりある老後をイメージして、後悔のない準備をしていきましょう。まだ時間はありますから、大丈夫です。